038982 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【ワタシのアトピー遍歴】
<第1期>赤ちゃんの頃:卵と牛乳で湿疹→物心ついた頃には、もう治ってた。らしい。
<第2期>高校生の頃:手のひらに水泡→アトピーという病名も無い頃。原因不明と言われる。
これも2年位で自然治癒(?)。
<第3期>結婚当初:顔を除く全身に湿疹。特に手はひどく指紋がなくなり、全部の関節がひび割れ
→この頃から、アトピーが注目され始める。
が、当時は“アトピーは子供がなるもの”というのが一般的で、私自身もコレがアトピーとは
思っていなかった。
(この頃、お医者さんの一人に“10年たてば体質も変わるから…”と言われる。)

でも、テレビか何かで、大人もアトピーになると知って「私もアトピーだったんだ」と、
なんか安心したのを憶えてます。
アトピーだということが分かっても、それで治るわけじゃなし…
今みたいに、インターネットなんて無い時代。頼りは、テレビ、雑誌、クチコミです。
まずは、近所で評判の皮膚科へ…
でも、どこへ行っても、ステロイド剤を処方されるだけ…それも、何の説明もなく…です。
ステロイド剤に関する知識なんて、全然なかったけど、即効性のありすぎるその薬をなんとなく
コワイと思ったのは、本能なのでしょうかね。

この頃から、アトピーやステロイド剤に関する、番組や特集記事を目にするようになります。

千葉に住んでいたので、頑張れば東京までは行けます。
テレビで知った「代々木クリニック皮フ科」は、ステロイド剤を使わない「減感作療法」という
方法で、アトピー治療をしてくれる病院。
ここで初めて自分のアレルゲンを知ることに…。
ワタシの場合、ダニ・ホコリ・ブタクサ・よもぎ・猫・卵…に反応。…の部分は、もっとたくさん
あったんだけど忘れちゃった。
(今は、血液検査で分かるんだよね。この頃はこれでも、画期的だったんだと思う。)

「減感作療法」というのは、アレルゲンエキスを定期的に注射して、徐々に慣れさせていく
という治療法。
週2回受けなきゃいけないのと、長期続けないと意味がないと言うので、結局ソコでは、
アレルゲンが判明しただけでおしまい。

アレルゲンはわかった。さてどうしよう。

1988年頃、アレルゲンは分かったけれど、近くには「減感作療法」をしてくれるお医者さんはない…
よし病院へは行かず、自分でできることをしよう!と、まず無農薬野菜を宅配してもらうことに。
なぜ、いきなり無農薬野菜だったのか…確か、テレビか何かで、エライ人が
「無農薬野菜しかなかった昔、お腹の中に回虫を飼っている(?)人がいっぱいいた頃は、
アトピーなんてなかった!今の日本人は無菌室にいるようなもの。だから、少しの異物にも
敏感に反応してしまうのだ!!」と、熱く語っていたから。
でも、コレも約2年で断念。だって、高かったんだもーん。

それから、私がやったこと…
・寝具を洗えるものに交換
・毎日のお掃除
・海水につかる
・温泉に入る
・漢方薬
・木酢液
・鉱石(名前忘れた)を粉にしたものをお風呂に入れる(かなり怪しい)
中には、前世のたたりだから、お祓いを…とか言う人もいましたが、これだけは手を出しませんでした。
どれも「良くなってきている」という実感が得られなかったので、長続きしませんでした。

1998年、我が家にパソコンがやってきてからは、ひたすらネットで情報収集。
合成洗剤が悪いと聞けば、純石けんを取り寄せ、家中から合成洗剤を閉め出しました。

でも、どんなに身体に良いと言っても、あの石けんのニオイが私は好きになれませんでした。
シャンプーしているとき、顔や身体を洗うとき、やっぱり良い香りに包まれたいと思ったのでした。
だって、女の子だもん。(今は、石けんでも良い香りのモノがいっぱいあるけど、その頃は…)
で、コレも途中で断念。

この頃から、アトピーの発作があまり出なくなってきた。
何が良かったのか、そういう時期だったのか…色々手を出しすぎて、私にもわかりません。

1999年秩父へ転勤。秩父の水が身体に合ったのか、しばらくアトピーは陰を潜めてくれてました。
んがっ、ある日突然、プールから上がったあと、身体がメチャクチャ痒くなったのです。
ホントに昨日までなんでもなかったのに…なぜ?もう気が狂うかと思うほどの痒み。
仕方ないので、ステロイド剤に頼る。いっぺんで治る。(いや、治ってるわけじゃないんだけどね)

2000年頃から、「手作り石けん」をいろんな所で目にするようになりました。
でも、「手作り石けん=廃油石けん=クサイ」と思い込んでいる私は、その世界には近づかない
ようにしていました。

2003年諏訪へ転勤。この頃にはもうほとんど、アトピーは出なくなりました。
今もプールや卵で痒くなることはあります。
それでも寝てる間に掻き毟って朝起きたら、シーツが血だらけ…なんてことは、なくなりました。
自分で「あ、今日はなんとなく体調が悪いな」という時は、プールに入ったり、卵を食べなければ
良いというのもなんとなくわかってきました。


© Rakuten Group, Inc.
X